私たちの体作りには、約50種類ほどの栄養素が必要だと言われています。そのなかで糖質・脂質・タンパク質の3つは特に摂取量が多く、私たちの生命を支えるエネルギー源となることから、三大栄養素と呼ばれています。
ただし、より良い体をキープし、理想的な生活を続けていくためには、有機化合物質のビタミンと無機質(鉱物)のミネラルも欠かせません。
ビタミンとミネラルは互いに助け合って各々の役割を果たしているため、現在は三大栄養素にビタミンとミネラルを加えた五大栄養素を「必須栄養素」として、そのバランスに留意することが大切だと言われています。
ビタミンの代表はこれ!
ビタミンCの代表的なもの |
| 水溶性ビタミン(B1、B2、C)、葉酸、パントテン酸、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)・・・など |
五大栄養素のひとつであるビタミンの代表的なものは、右の表のとおりです。
これらのビタミンは体のコントロール役となり、各部署を強める役割を担っています。
また、摂取した栄養を効率良く使うための生体システムを助け、取り込んだ栄養素が体の各所に無駄なくスムーズに流れていくようにサポートしています。
そんなビタミン類のなかで、まっさきに思い浮かぶのが「ビタミンC」でしょう。知名度の高さは、そのまま成分の大切さに繋がっていると言えそうです。別名「アスコルビン酸」とも呼ばれるビタミンCは、体のバランスを整えるだけでなく、体のサビを食い止める力も強く、ハリや潤いなどの美容面でも活躍しています。こうした美容サポートのほか、光や音を伝える上でも、ビタミンは大きな存在感を放っています。
私たちの体内ではビタミンのほとんどが作れません
このように重要な成分でありながら、人間はビタミンのほとんどを体内で生成することができないため、食物からのこまめな摂取が肝要です。
現在、栄養素のなかでビタミンに区分されているものは、葉酸やパントテン酸などビタミンとしての動きを持つ物質を含めて、約25種類あると言われています。
ビタミンは脂溶性と水溶性に大別されますが、なかでもビタミンCなどの水溶性ビタミンは体内に蓄積されず、摂取後3時間程度で排泄されてしまうため、注意が必要です。
一方のミネラルは、人間の体内に存在する元素のうち、酸素、炭素、水素、窒素を除いたものを指します。
人間の体はさまざまな元素から構成されていますが、そのうちの95%以上を酸素、炭素、水素、窒素が占めています。残りの4%ほどがミネラルと総称され、100種類以上もの多彩なミネラルが存在しています。
代表的なものに、カルシウムやリン、マグネシウム、ナトリウム、カリウムといった体の維持に不可欠な「必須ミネラル」と、鉄や亜鉛、銅、ヨウ素など、所要量の少ない「微量ミネラル」があります。
これらのミネラルもビタミンと同様、人間の体内で生成することができないため、食品から摂取する必要があります。特に必須ミネラルは1日に約1?2グラムとかなりの量を必要とするため、ビタミンと同じく、食物からの継続的な摂取が必要です。
また、ミネラルもビタミンと同様の体のコントロール役を担っていますが、カルシウムやリンなどは体の硬い部分に、鉄や銅、亜鉛などは軟らかい部分にと、どちらにも体作りの直接的な材料にもなっています。
また、カルシウムなどは情報伝達にも深く関与しているため、心の興奮や緊張なども左右すると言われています。ビタミンもミネラルも普段の食事から摂取する量や種類に偏りがあると、さまざまなトラブルを引き起こす原因になってしまいがちです。
食生活での不足を感じたときは、サプリメントなどを積極的に利用して、十分な補給を心がけると良いでしょう。 |